初めての一人暮らし、ワクワクしますよね!でも同時に「部屋選びで失敗したくない…」という不安もありませんか?実は、一人暮らしの満足度は「内見」でどれだけ深くチェックできたかで決まります。
「わあ、キレイ!」だけで終わらせない、プロに教えてもらった「本当に見るべきポイント」を徹底解説。この記事を読めば、後悔しない完璧な部屋選びができますよ!
初めての一人暮らし、内見の「正解」知ってる?失敗しない部屋選びはココで決まる

「いよいよ一人暮らしが始まる!どんな部屋にしようかな?」
新しい生活にワクワクする気持ち、すごくよく分かります。
でも、ちょっと待ってください。その部屋、本当に「内見」をしっかりする準備、できていますか?数々の引っ越しを経験してきた私ですが、声を大にして言いたいことがあります。
それは、「一人暮らしの部屋選びは、内見で9割決まる」ということです。
「間取り図(図面)だけ見て良さそうだったのに、住んでみたら全然違った…」
「日当たりが良いと思って契約したのに、昼間も真っ暗…」
「隣の部屋の生活音がうるさくて眠れない…」
これ、全部「内見」で防げたかもしれない失敗談なんです。
不動産会社の担当者さんと一緒に部屋を見て、「わあ、キレイ!」だけで終わらせてしまうと、入居後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する未来が待っているかもしれません。
この記事では、初めて一人暮らしをするあなたが、内見で「本当にチェックすべきポイント」を徹底的に解説します。
単なるチェックリストをなぞるだけではなく、「なぜそこを見るべきか」「どうやって確認するのか」というプロの視点をお伝えしますね。
この記事を最後まで読めば、あなたは自信を持って「この部屋なら大丈夫!」と判断できるようになり、快適な新生活をスタートできるはずです。
一緒に「最高の部屋」を見つけるための準備、始めましょう!
内見当日の流れと準備:効率よく回るための持ち物リスト

さあ、いよいよ内見当日です!
「えっと、何を持っていけばいいんだっけ?」「一日で何件くらい回るのが普通?」
そんな疑問をここで一気に解決しちゃいましょう。準備が万全なら、内見の精度もグッと上がりますよ。
絶対に忘れたくない!内見の必須持ち物【メジャー・スマホ】
内見の持ち物と聞いて、昔は「メジャーとメモ帳!」が合言葉でしたが、今は少し違います。
絶対に忘れてはいけない、2大必須アイテムはこちら!
① メジャー(採寸用)
これは絶対に必要です。特に、以下の場所は必ず採寸しましょう。
「今持ってる家具が本当に入るかな?」という不安は、ここで解消しておかないと、引っ越し当日に「家具が入らない!」という最悪の事態になりかねません…。
② スマホ(多機能ツール)
現代の内見は、スマホなしでは語れません。以下の機能をフル活用しましょう。
- カメラ(写真・動画): 気になったところは全て撮影!特に「傷」や「汚れ」は、入居前にあった証拠として残しておくと退去時に役立ちます。広さを把握するために動画を撮るのもおすすめ。
- ライト(懐中電灯): 収納の奥や、ブレーカー、キッチンのシンク下など、暗くて見えにくい場所を照らすのに使います。
- 方位磁石アプリ: 「南向き」と書かれていても、本当に南向きか、日当たりはどうかをチェックできます。
- メモアプリ: 気になったこと、不動産会社に質問した内容の答えをすぐにメモ!
この2つさえあれば、最低限のチェックは可能です。逆に言えば、これを忘れると「また測りに来ないと…」と二度手間になってしまいますよ。
効率重視なら予約時間を工夫しよう!おすすめの時間帯とは?

「内見って、何時に行くのがベストですか?」
これ、よく聞かれるんですが、「日当たりを確認したいなら、晴れた日の日中(午前10時~午後3時頃)」です。
なぜなら、物件の「日当たり」や「明るさ」は、生活の質に直結するから。
特に一人暮らしだと、日中留守にしがちかもしれませんが、休日に過ごす部屋が暗いと、気分までどんよりしてしまいます。
また、照明がなくてもどれくらいの明るさがあるか、西日がキツすぎないかなどを確認できるのは、太陽が出ている時間帯だけ。
逆に、「夜の雰囲気を確認したい」という場合もありますよね。
その場合は、「夕方~夜にもう一度、物件の周辺だけでも歩いてみる」のがおすすめです。
不動産会社の営業時間に合わせる必要はありますが、可能であれば「明るい時間帯」に室内をしっかりチェックしましょう。
1日に「何件」見るのがベスト?平均件数と理想の回り方
「せっかくだから、一日で10件見たい!」
その気持ち、焦る引っ越し中だと分かります…。でも、ちょっと待ってください!
経験上、1日に内見する件数は、多くても「3~4件」が限界です。
なぜなら、5件、6件と見ていくと…
内見は、ただ部屋を見るだけではありません。
不動産会社(お店)に行って、物件まで移動して、部屋をじっくりチェックして(最低15分~30分)、また次の物件へ移動して…。これを繰り返すのは、想像以上に体力と集中力を使います。
「この物件、コンセントの位置どこだっけ?」「A物件とB物件、どっちが収納広かったっけ?」
これが分からなくなったら、内見の意味がありませんよね。
理想は、本命の物件(第一希望・第二希望)を絞り込んで、比較対象としてもう1~2件見るという形です。
「内見しないと契約できない」という不安から数を増やすよりも、「絶対に譲れない条件」を明確にして、質の高い内見を3件行う方が、よっぽど良い部屋に出会えますよ。
【室内編】最重要!「一人暮らし 内見 ポイント」徹底チェックリスト

ここからが内見の本番です!
室内のチェックは、あなたの新生活の「快適さ」に直結する最重要ポイント。「まあ、いっか」で妥協すると、入居後に必ず後悔します。
「こんなところまで!?」と思うような細かい部分まで、一緒に見ていきましょう!
玄関・収納:靴箱の容量とクローゼットの「カビ・臭い」
まず玄関。靴箱の容量は十分ですか?持っている靴が全部入るか、ざっくりと確認しましょう。
そして、一番注意してほしいのが「収納」です。
クローゼットや押し入れの扉を開けたら、まず何をしますか?
「広さ」を見るだけでは不十分です。
必ず「鼻」を使ってください。
- カビ臭くないか?
- 湿気が溜まりやすい部屋は、収納の奥(特に角)にカビが発生していることがあります。スマホのライトで奥まで照らして、壁紙が黒ずんでいないか、シミがないかを確認!
- 変な臭いはしないか?
- 前の住人のタバコの臭いや、芳香剤のきつい臭いが残っていることも。
カビや臭いは、クリーニングで取れない場合も多く、入居後にあなたの洋服や持ち物にまで影響します。
収納は「広さ」と「清潔さ(カビ・臭い)」の2点、必ずチェックしてくださいね。
キッチン:自炊派必見!コンロの種類とシンクの水圧チェック
自炊を頑張りたいと思っている人にとって、キッチンは城です!
「冷蔵庫置き場」の採寸も忘れずに!意外と狭いことが多いので、メジャーでしっかり測っておきましょう。
浴室・トイレ:水回りの清潔感と「排水溝の臭い」確認方法

キッチンと並んで重要なのが、お風呂とトイレ。水回りは「清潔さ」が命です。
水回りで一番避けたいのは「排水溝からの悪臭」です。
内見時は水が流れていない(排水トラップの水が乾いている)せいで臭うこともありますが、もし可能なら水を流させてもらい、少し時間を置いてから「下水から上がってくるような臭い」がしないか、確認できるとベストです。
リビング・寝室:日当たりと風通し、窓の方角はスマホで確認
一日の多くを過ごすことになるリビングや寝室。ここで一番大事なのは、何と言っても「日当たり」と「風通し」です。
日当たりと風通しは、図面では絶対に分からない、内見だからこそ分かる最重要ポイントです!
コンセントと採寸:家具配置を左右する「位置」と「数」はどこまで測る?
「よし、部屋の広さもOK!じゃあ次!」
…と、その前に!コンセントの位置と数、確認しましたか?
「ベッドをここに置こうと思ったのに、コンセントが枕元にない…」
「テレビを置きたい壁に、アンテナ端子もコンセントもない…」
「キッチン周りにコンセントが足りなくて、電子レンジと炊飯器が同時に使えない!」
これは「一人暮らしあるある」な失敗です。
コンセントの位置と数は、あなたの家具配置の自由度を決めます。
これらを間取り図に書き込みながら確認しましょう。
そして、採寸(メジャー計測)です。
「2-1」で触れた洗濯機・冷蔵庫置き場に加えて、「持っていく予定の大きな家具(ベッド、ソファ、デスク、本棚など)」をどこに置くかをイメージしながら、そのスペースの幅と奥行きを測りましょう。
特に「ドアノブからドアノブまで」「廊下の曲がり角」など、搬入経路の幅も測っておくと、「家具を買ったのに、部屋まで運べない!」という悲劇を防げますよ。
見落とし厳禁!防音性の確認方法と「エアコン」の状態
生活の快適さを左右するのに、見落としがちなのが「防音性」と「エアコン」です。
- 防音性の確認方法:
- 壁を軽く叩いてみる: 「コンコン」と軽い音がする場合、壁が薄い(石膏ボード)可能性が高いです。逆に「ゴツゴツ」と詰まった音がすれば、コンクリート(RC造)で防音性が高い可能性があります。
- 窓を閉めて外の音を聞く: 大通りに面している、線路が近いなどの場合、窓(サッシ)の防音性が低いと、騒音に悩まされます。
- 隣人の音: これは運もありますが…もし内見中に隣の部屋から生活音(テレビの音、話し声、足音)が聞こえたら、あなたの生活音も相手に聞こえていると思った方がいいでしょう。
- エアコンの状態:
- 「設備」か「残置物」か?
- 設備: 大家さんの所有物。壊れたら大家さんが修理・交換してくれます。
- 残置物: 前の住人が置いていったもの。壊れたら「自分で」修理するか、撤去費用を払って新しいものを買う必要があります。これは不動産会社に必ず確認を!
- 製造年数は?(本体側面のシールに書いてあります)
- 10年以上経過している古いエアコンは、電気代がすごく高くなる可能性があります。
- 試運転: もし可能なら、電源を入れてみて(リモコンがなければブレーカーを上げて)、変な臭いがしないか、異音がしないか確認しましょう。
- 「設備」か「残置物」か?
防音性だけは、住んでみないと分からない部分も多いですが、最低限のチェックは必須です!
スマホの電波状況は大丈夫?全キャリアのアンテナをチェック
現代人にとって、死活問題。それが「電波状況」です。
「家賃も立地も最高なのに、部屋の中で圏外…」なんて、想像しただけでも恐ろしいですよね。
- 自分のスマホの電波:
- 内見中、常にスマホのアンテナ(電波マーク)が何本立っているか確認しましょう。
- 特に、部屋の「真ん中」や「奥まった場所(クローゼットの中など)」で弱くないかチェック。
- 他のキャリアの電波:
- もし可能なら、友人や家族と一緒に行って、違うキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天など)の電波状況も確認できるとベストです。
- 将来的にキャリアを変える可能性もありますし、遊びに来た友人が圏外になるのも困りますよね。
- Wi-Fi環境:
- 「インターネット無料」の物件の場合、速度や安定性はどうか、事前に不動産会社に確認しておきましょう。(速度が遅すぎて、結局自分で別途契約するハメになることも…)
窓際は入るけど、ベッドを置きたい部屋の奥では電波が入らない…なんてこともザラにあります。「当たり前に入るもの」と思わず、必ず自分の目で確認してください!
4. 【共用部編】住人のマナーが丸わかり!内見で見逃せないチェックポイント

「部屋の中はキレイだったからOK!」
いやいや、ちょっと待ってください。一人暮らしは「建物全体」で生活するということです。
共用部には、その物件の「管理状態」と「住人のマナー」がすべて現れます。ここを見落とすと、入居後にストレスを抱えることになりますよ。
ゴミ捨て場と駐輪場:清潔さと管理状況
内見の際、意外とスルーしがちなのがゴミ捨て場。でも、ここは絶対にチェックしてください。
ゴミ捨て場が荒れている物件は、住人のマナーも良くないか、管理会社の清掃が追いついていないかのどちらか。どちらにしても、快適な生活は期待しにくいです。
エントランスと郵便受け:セキュリティと掲示板の「お知らせ」
物件の「顔」であるエントランスと、毎日使う郵便受け(ポスト)も重要です。
- エントランス:
- オートロックはありますか?(セキュリティを重視するなら欲しい設備)
- 宅配ボックスはありますか?一人暮らしで日中留守にしがちな人には、今や必須レベルで便利です。
- 郵便受け(ポスト):
- 鍵はかかりますか?(ダイヤル式など)
- チラシが溢れかえって、床に散乱していませんか?
- 掲示板:
- ここ、実は情報の宝庫です!
- 「騒音に関する注意書き」「ゴミ出しルールの苦情」「不審者情報」などが貼られていないかチェック。
- 逆に、定期清掃のお知らせや管理会社からの連絡がしっかり掲示されていれば、管理が行き届いている証拠です。
廊下やエレベーターに、私物(傘立て、ベビーカーなど)が放置されていないかも、住人のマナーを見る良い指標になりますよ。
【周辺環境編】住んでから後悔しないために!駅からの「リアル」な道のり

「物件は最高!でも、住んでみたら周りが不便で…」
これもよくある後悔ポイントです。周辺環境は、一度契約すると変えられません。
「図面上の徒歩分数」ではなく、「あなた自身の足」で確かめることが何よりも大切です。
夜道は安全?街灯の数と人通り
特に女性の一人暮らしや、帰りが遅くなりがちな人は必見です。
治安の良し悪しは、データだけでは分かりません。
「ここなら夜遅くに一人で歩いても大丈夫そう」そう思えるかどうか、あなたの感覚を信じてください。
騒音トラブル回避!近隣の施設(道路・飲食店)をチェック
「昼間は静かだったのに、夜になったら車の音がうるさい!」
内見した時間帯「以外」の騒音は、見落としがちです。
休日にゆっくり寝ていたいのに、外の音で起こされる…そんな未来は避けたいですよね。
物件の「窓」を開けた状態と、閉めた状態の両方で、外の音を確認しましょう。
毎日の生活をシミュレーション!スーパー・コンビニの場所

毎日の「暮らしやすさ」に直結するのが、買い物環境です。
「ちょっと歩けばある」の「ちょっと」が、重い荷物を持っている時には「すごく遠い」に変わります。
リアルな距離感を、自分の足で確かめてください。
女性の一人暮らしで特に注意したい防犯・セキュリティのポイント

女性の一人暮らしでは、他の条件を差し置いてでも「安全性」を最優先したいですよね。
これまでに紹介した「夜道の明るさ」や「周辺環境」に加えて、以下の点を厳しくチェックしましょう。
「ちょっと過剰かな?」と思うくらいで、ちょうど良いのが防犯対策です。
安心して「おかえり」と帰れる家を選びましょう。
忙しい人向け!「オンライン内見」のメリットと注意点

「引っ越し先が遠方で、何回も現地に行けない…」
「仕事が忙しくて、内見の時間が取れない!」
そんな人のために、最近は「オンライン内見」が普及しています。
オンライン内見とは、不動産会社のスタッフさんが現地に行き、スマホやタブレットのビデオ通話で部屋の様子を中継してくれるサービスです。
- メリット:
- 自宅にいながら、遠方の物件でも内見できる。
- 交通費や移動時間がかからない。
- 気になる場所を「そこ、もっと寄ってください」「収納の中見せてください」とリアルタイムでリクエストできる。
- 注意点(デメリット):
- 「臭い」と「音(防音性)」は絶対に分からない。
- **「日当たり」**のリアルな感覚(眩しさ、暖かさ)は分かりにくい。
- 画面越しなので、広さの感覚が掴みにくい。(思ったより天井が低かった、など)
- 水圧や電波状況など、細かいチェックはスタッフさん任せになる。
オンライン内見だけで契約するのは、「内見しないで契約」するのと同じくらいリスクがあります。
私のオススメは、**「最終候補の2~3件に絞り込むまではオンライン内見を活用し、最後の1件を決める時は、何とか時間を作って現地で最終確認する」**という方法です。
便利なツールですが、頼りすぎず、五感で確かめることの重要性も忘れないでくださいね。
内見は「未来の自分」への投資!最高の新生活をスタートしよう

お疲れ様でした!たくさんのチェックポイントがあって「全部できるかな…」と不安になったかもしれませんね。でも、内見でしっかり確認した分だけ、「こんなはずじゃなかった」という入居後の後悔は確実に減らせます。
今回紹介したチェックリストを片手に、不動産会社の担当者さんにも遠慮なく質問してください。内見は、あなたの「快適な未来」への投資です。この記事が、あなたの最高の一人暮らしのスタートを後押しできれば幸いです!

